『チコちゃんに叱られる』を観て、人間が絵を描けるのは、言葉を使えるから、と知りました。
確かに動物にとっては、モナリザの微笑みなんか、「紙の上のシミ」に過ぎないでしょう。
ここで自分語りをしますと、私は幼少期のころ、絵を描くのが好きでした。
友達が外で遊んでいるあいだ、広告の裏側の白紙を見つけては一面に絵を描くような、そんな子どもでした。
もしかすると、自分のなかに溢れることばたちを言語化できない私は、浄化させるために絵を描きまくっていたのかもしれません。
私は人一倍、ことばに敏感ですが、幼少時代のこうした経験がその理由なのでしょう。
かの牧野富太郎は幼いときから草花と遊んでいたそうですが、子どものときの経験はその後の人生に影響する、というより残ると感じています。