和泉敏之の質的研究会

和泉敏之によるオンライン質的研究会です!

大河ドラマ「千利休」

この記事は私が妄想した、2026年のNHK大河ドラマのキャスティングです。

 

 

藤原竜也・・千宗易

小栗 旬・・羽柴秀吉

向井 理・・今井宗久

芦田愛菜・・宗円

橋本環奈・・一人目の妻

浜辺美波・・二人目の妻

山田孝之・・徳川家康 

有吉弘行・・足利義昭

中村勘九郎・・今川義元

松本幸四郎・・納屋助佐

松たか子・・ねね

福山雅治・・織田信長

松本紀保・・濃姫

マイケル富岡・・ルイス・フロイス

高橋英樹・・武田信玄

三田佳子・・月岑

松本白鸚・・田中与兵衛

 

舞台:大阪など

 

2024年の目標

2024年の目標

 

先ほど37歳になりました。新しい一年のはじまりです。これを機会に2024年の目標を恥ずかしながら公開します。

 

  1.  アウトプット目標

・インタビュー参加(確定)

当事者研究のための一理論

サブカルチャーとゼマンティク

 

  1.  インプット目標

01月 精神の生態学  

※『詩集 家庭教師と生まれ変わりの少女』(確定)

02月 精神の生態学 

03月 精神の生態学 

04月 サブカルチャー社会学  当事者研究

05月 社会システム  (執筆)

06月 社会システム  (執筆)

07月 社会システム  (準備)

08月 カルチュラル・スタディーズ  

※『当事者研究のための一理論』(予定)

09月 歴史        (執筆)

10月 歴史      (執筆)

11月 歴史      (準備)

12月  ※『サブカルチャーとゼマンティク』(予定)

 

  1.  その他

・一週間に1冊文学作品を読み、レポートを作成する。

※ レポートはポストコロニアル理論を援用し、他者へのまなざしに関して感想を述べる。

 

 

37歳もよろしくお願いいたします。

 

 

2023年12月23日 和泉敏之

私の日課

天才たちの日課を読んで 世の天才たちは毎日のルーティンを決めていたことが分かりました。一見 クリエイティビティとは程遠いようなルーティーンですが、それを決めることにより 創造性が逆に引き出されたと書かれていました。

 

これを受けて 安直な私は毎日の日課 ルーティンを決めることにしました。ここ数週間の生活を鑑みて、毎日必ず行うことをリスト化し、そこにちょっと喜びを感じられるようなタスクを入れていきました。以下が 主なルーティンです。

 

ルーティン(2023.12.22.現在)

 

(睡眠)

ライティング

(睡眠)

英語ライティング(前日の日記)

朝のおまいり

新聞

英語スピーキング

イラスト

(昼食)

昼寝

英語リスニング

読書

おやつ

読書

鼻うがい

(夕食)

作曲

においセラピー

自然音リラックス

 

私は朝7時ぐらいに起きまず前日の日記を英語で書くようにしています。そして 朝のお参りを仏壇にし、朝を迎えることができた 感謝を申し上げることにしています。朝食はチョコフレークで簡単に済ませます。それから 新聞をざっと読み、ChatGPTと数十分間英会話を行います。それから 趣味のイラストを書いて 午前中の日課を終えます。

 

昼食後は小一時間 昼寝をし、英語の本を音声化して耳で聞きます。それからは日本語の本を音声化して耳で聞くことにしています。途中でチョコレートを中心とした おやつとホットコーヒーを飲むようにしています。夕食前に鼻うがいをします。これが気持ち良いし、健康にも良いと知ったので、毎日の日課に取り入れています。

 

夕食は家族で18時に必ず行うようにしています。それからは少しの間 ダラダラと YouTube を見ます。そして アプリで作曲を行うようにしています。夜の暗い雰囲気がなかなか作曲の雰囲気に合うのです。それから 1時間ほど お香を炊き ベッドに横になります。また1時間ほど YouTube で 自然音を流し ベッドに横になります。そうして3時間ほど寝るようにしています。

 

日が明けてから、早朝の暗い時間に 日本語で執筆活動を行います。この記事を書いているのも2時30分ぐらいの時計を打っているときです。執筆は声で語ったものをタブレットで文字化してもらっています。それから3時間ほど再び 睡眠をします。1日の睡眠は合計7時間から8時間ほどで小刻みですがゆったり取るようにしています。たまに 睡眠障害で眠れない時は自然音リラックスを 小さな音でするようにしています。

 

以上が私のルーティンです。天才たちの日課では午前中に創作活動を行う人がほとんどでしたが、私はイラストの創作 以外は真っ暗な闇の中で行う方が自分には合っていると感じています。しかし 共通するのは昼間の時間は 創作活動に充てないことです。

 

この日課を基盤として日々を大切に過ごしたいと考えています。私の中では12月22日 つまり今日が1年の始まりなのです。冬至は ある解釈では新しい年の始まりとされて、それは私も基準とすることにしています。特に今年の目標は今年が最後の1年になっても良いという考えで、何を残せるかという行動指針により 日々を送るようにします。どうしても電子書籍として残したい 研究 を最優先させて インプットは行います。この記事が私の中での2024年の最初の仕事です。これからまた新しい日々を築き上げていきたいと考えています。終わり。

 

 

追記:

先ほど氏神様の星祭大祓に行って参りました。本記事で12月22日が年の始まりと書きましたが、それは誤っていて、正しくは冬至は大昔年の終わりとされ、翌日が年の始まりとされた、そう学びました。謹んで訂正いたします。

 

 

追追記(2024. 01. 14.):

下記は理想とする日課です。

こちらに近づけていくのが当面の目標になります。

 

 

流動的な文化

2008年に執筆した卒業論文を発展させた小論をここに記します。

 

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流動的な文化 

 

 和泉敏之

 

 Pennycook(2021)などの英語支配に対する対抗理論は文化概念批判という極論に位置づけられた立場である。 Said(1979) が西洋の人々が東洋について 語るとき、自身に優位な表現を無意識的に行っているということを批判したことも理論的背景に包まれている。 人類学の世界ではかなり前から議論されてきた分野である。だが、単に英語支配に関して、英語支配者を批判(あるいは 否定)するだけでは思慮は不十分であろう。英語支配国家に住む市民も多様なバリエーションが含まれることなどについて考慮しなければならない。ここは理論的な考察という抽象的思考が必要とされるところである。人類学では文化を「ダイナミックな変容」を伴 う概念として位置づけるべきだとしている。変容はコミュニケーションによって引き起こされるであろう。

人類学者は考えよ。哲学者は歩け。

 では、コミュニケーションに関する哲学的論考である関連性理論を用いて考えてみる。まず、この世界にはなにも存在しないと想像してみてほしい。 目の前にいる人も自分が頭の中に作り出したイメージ(表象)である。 幽霊が見える人というのは、この表象の作り方が他者と異なる人なのではないか。目の 前の人が「今日は暇ですか?」と尋ねてきたとする。この発言も自分の頭の中に送られる刺激である。時間は本日最後の授業の直後とする。この刺激に対し、解釈を行うことでコミュニケーションは成立する。 すなわち、今日というのはこのあとの授業より後の時間をさすと解釈する。そしてこの刺激の意図は何かをともに行う予定であると解釈できる。 そして今日は暇かどうかを尋ねていると帰結する。 このような解釈において、頭の 無限の可能性から解釈したのでは、授業の時間に予定を入れる結末になってしまうかもしれない。 単に今日は暇かどうかという事実を尋ねててきたのでは ないことも自明である。このバランスが「関連性」である。頭の中 にて作られる表象がある程度形づくられたもの、すなわち認知環境が変化するためのバランスである。  

 いわゆる文化とはこの認知環境に集約される。つまり、コミュニケーション活動において、「パート ナーの言っていることがよくわからくてイライラしてしまう。」という状況に学習者を置く。そして何か しらのヒントで「相手の言っていることがわかった」という快感を与え続けることが相互文化理解教育 に最終的につながるということである。活動レベルよりも話者の活動参加者が互いに 「i+1」を表出 し合う人間関係と状況を築くということである。具体的な活動例の提案のために、「他者の言語によっ て学習が促進される」という「社会構築主義」やその思想が根源となる「ナラティヴ・アプローチ(相手に語らせる 語り研究)」を指導法に積極的に取り入れることも提案する。

 

参考文献

Pennycook. A. 2021. Critical Applied Linguistics. Routledge.

Said. E. 1979. Orientalism. Vintage.

Wilson. D. & Sperber. D. 2012. Meaning and Relevance. Cambridge.

竹沢尚一郎(2007)『人類学的思考の歴史』世界思想社

 

 

 

 

 

2023年「今年の10冊」

  1. ラクションを鳴らせ!

 

香川県を代表する起業家の精神や 方法論が学べる本。スローライフな 私にでもこの著者の言うことが突き刺さるのは 信用ができるからだと思う。話に一貫性があり、強いリーダーとしての本質が学べると思う。まさにリーダーとしての生きる証拠である。

 

  1. NASAより宇宙に近い町工場

 

北海道の起業家の公園を基にした本。どうせダメだという言葉は人の可能性を踏みにじる 最低な言葉だと痛感した。何もなければ 作ればいい とは 簡単には言うが それを実行に移してきた人の本だから納得がいく。

 

  1. 記憶は実在するか

 

神経科学の最先端の本。ニューロンが司っている記憶はそもそも曖昧で不明瞭なものでほとんど全てが ナラティブとして置き換えられるのではないかという視点から 脳科学を切り開いている。随所にエピソードがあるのも分かりやすい。

 

  1. 三流のすすめ

 

1つのことを極めた 専門家よりも、あらゆることをかじった 三流になるべきだと主張する本。今年は特に 二刀流の大谷翔平選手の活躍ぶりが目立った年だった。それもあり、私も スペシャリスト より ジェネラリストを目指すべきだという点に賛同する。

 

  1. 世界一やさしい東洋医学

 

自主研究の一環で読んだ。西洋医学とは異なる 東洋の医学について基本から学べる本。そもそも 東洋医学には陰陽などの背景 思想があり そこも理解しなければならないと感じた。西洋 東洋 という二分法 から自由になるのにも役立つと思う。

 

  1. 文化と不平等

 

文化を一人歩きしているコンセプトではなく、批判的に取り扱った本。特に 文化の作用によって 均質化や一元化など が 引き起こされ、狭い価値観の暴走から不平等が起こるというロジックがしっかりとしたデータで裏付けられている。

 

  1. アクティブラーニングのデザイン

 

自主研究の一環で呼んだ。東京大学におけるアクティブラーニングの実践書。すぐに役立つ本 というよりかは、その背景を抽象化し 個人個人で 内在化するのが有益かと思う。そもそも アクティブラーニングとは という視点にも立てる本。

 

  1. 平和創造のための新たな平和教育

 

平和教育の背景にある平和学の基本的な理念について学べる本。積極的平和と消極的平和という言葉は慣れ親しんでいた。が、平和と言っても「我々」と「彼ら」で 意味するところは違うということは、特に昨今 覚えておかなければならない命題だと思う。

 

  1. グレート・リセット

 

新型 コロナウイルスが蔓延していた最中に開催された、いわゆるダボス会議の報告書。私は2020年から2023年までの総括を行うべきだと考える。一斉休校などは果たして 正しかったのか。歴史を当事者的に作らなければ、未来に 展望は訪れない。

 

  1. 社会構造とゼマンティク

 

今年 呼んだ中で一番手 強かった本。2017年にはほとんど理解できなかったが 再読すると、まだ理解力が高くなったことに気づいた。現実性と潜在性を結合させる意味について、それを 歴史研究に応用させるとどのような記述がなされるのか。ヨーロッパなどを中心に 詳細に描き出している。この分析方法が 英語教育史研究のコンテクストでどのような貢献がなされるのか、それについても興味がわいた。

 

 

今年世界にインパクトを与えたのは何と言っても 生成系 AI でしょう。またまた 思いついたのですが本を読む前にChatGPTとその本についてのトピックで語り合いをし.所々 不明点があったらまた 語り合いをし(ChatGPTをメモの代わりに使う)、本を 読み終わった後に感想を共有する、そんなプロセスで生成系 AI を読書のパートナーとして活用していきたいと思いました。

 

また今年は個人的な病気のために、スマートフォンタブレットに付属されている文字の 音声化機能を使って、耳で本を読むという活動も始めました。これは塙保己一さんなどからヒントを得たものです。聴覚と視覚では処理が違うでしょうが、私をはじめとする現代人は耳をおろそかにしているのではないかと思わされました。目に見えるものだけでなく、色々な感覚を使って本当に私に本の著者が語りかけてくれていると感じるに至りました。この私が名付けた 聴覚活動 略して 聴活は来年も続けていきたいと思います。

 

2024年も素晴らしい本に巡り会えますように。